引越し直後から快適に暮らすために
部屋のレイアウトを決めておく
引越し後に、「荷物がいつまでも片付かない」ということがないように、あらかじめ部屋のレイアウトを計画しておくといいですね。
【まず何を置くか決めておく】
複数の部屋がある場合なら、どの部屋に何を置くのか決めておくと、引越しのときに荷物の搬入場所が指示できるため、スムーズに作業が進みます。中には「取りあえず運んでもらって現地で一番よさそうな配置を決めよう」という人もいます。それだと運搬スタッフの手が止まり、相当な時間のロスが生じます。迷った場合でも、いったんは置き場を決めましょう。
置き場所を決めるときには、搬入予定の家具などが問題なく配置できるか、部屋の寸法と家具の実寸を合わせて考えていきます。これで、搬入時に現場で「入らない!どうしよう」というミスを防ぐことができます。
寸法を見るときに注意したいポイントは、「窓の大きさと高さ」です。例えば、窓の横にタンスを置く予定の場合、図面では十分に置けるスペースがあると考えていても、実際に搬入したら、タンスの方が大きくて窓に重なってしまったということがあります。また、居室の腰高の窓は、図面からでは窓がはじまる高さ位置がわからないので、内見のときに確認しておくといいでしょう。置きたいと思っていたチェストが窓を隠してしまう、というような失敗を防げます。もう一つ注意しておきたいのが、「扉の開閉向き」です。開き扉の開く側は物が置けないデッドスペースになるので、それを忘れず配置を考えましょう。
【コンセント位置を確認】
部屋のコンセント位置を確認しておきましょう。自分が最も使いたい場所にコンセントが配置されているとは限りません。しかし、テレビをはじめDVDレコーダー、パソコン本体と周辺機器、モバイル充電器など、電源を必要とするものをたくさん所有しているのが一般的でしょう。コンセントの位置で、電化製品の置き場所が決まってしまうことは多いので、その確認はとても重要です。また、必要に応じ延長コードを用意しておくことも忘れずに。
インテリアを準備する
新たにインテリアを考える人も多いと思います。まず簡単に部屋の雰囲気を変えるならば、照明やカーテンを変えてみるのはいかがでしょうか。
【照明・カーテンを準備】
引越し当日から必要となるものに、照明器具とカーテンがあります。メインとなる居室の照明は、多くの場合備え付けられてはいないので、自分で設置します。特に新規購入するならば、あらかじめ部屋の大きさや自分のイメージに合うものを選びましょう。
また、カーテンがないと、入居後は「外から丸見え」という事態になってしまいます。事前に準備をして、引越し時に取り付けるのが理想的です。もちろん、旧宅のカーテンをそのまま使ってもいいですが、新居の窓に合うサイズかを確認しておきましょう。
【家具・家電の購入】
新しく家具を購入する場合も、寸法の計測は必須です。また、家電のうち、特に冷蔵庫と洗濯機は置き場所が固定されるので、必ずその場所に入る大きさの物を買いましょう。配送手配は、引越し日時と重複しないようにずらして指定します。できるなら、引越しよりも前に搬入しておきたいところです。
【インテリアは予算を考えて】
新しい部屋は、お気に入りの空間にしたいと思うものですよね。ただし、イメージが膨らんで、欲しい物が増えた末の買い過ぎには注意しましょう。「あれもこれも」と一度に買ってしまい、結局ゴチャゴチャになってしまった……、というのは割とある話です。
暮らしながらゆっくり考えて部屋作りをするのも楽しいものです。住み替えは、落ち着くまでにかなり費用がかかりますので、衝動買いをしないように心がけたいですね。
入居後すぐ使う物を準備する
引越し後すぐに使う物は、事前に搬入しておくと安心できます。また、準備し忘れることのないようにリストを作成すると、漏れがなくなるのでおすすめです。
【トイレ用品・掃除用具は引越し中にも必要】
トイレットペーパーや雑巾、モップ、ゴミ袋などは、引越し作業中にも必要なものですから、事前にそろえて使う場所に設置しておくといいですね。引越しのときは、荷物がどんどん部屋の中に運ばれてきますので、作業の途中で荷物の中から掃除用具などを探すのは困難です。また、トイレはすぐに使う可能性があります。トイレットペーパーは予備の分を含めて準備しておくといいでしょう。
【キッチン・バス用品は引越し直後から必要】
キッチン洗剤や洗濯用洗剤、スポンジなどは、引越し後すぐに使う可能性が高いです。慌てて近くのコンビニまで買いに行く、なんていうことがないように事前に準備しておきましょう。いつでも買えるからと後回しにしていると、うっかり忘れてしまうものです。
引越し日よりも前に家財類を運び込みたい場合は、賃貸借契約時の入居日を決めるときに、貸主側と調整する必要があります。管理会社が再度室内を掃除してくれるなどの都合もあるので、確認しておくと間違いがありません。また、事前に搬入しすぎると、引越し時の搬入作業の妨げになることも考えられますので、その点も考慮しましょう。
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